大人のADHDの精神科選びのポイントは2つ

体験談

ADHDかも、と不安に思って最初にぶちあたる壁は精神科(心療内科)への受診です。大人のADHDで悩んでいる人が精神科を選ぶ際のポイントを自身の経験をもとに書き記します。
なお、ボクがADHDと診断されるまでの経緯はこちら▼

大人のADHDの精神科選びのポイントは2つ

最初の難関は「病院探し」

大人のADHDに悩んで、いざ精神科を探そうと思っても、そもそも精神科ってどんな病院がいいのかわからない、というのが誰しも最初に立ちはだかる大きな悩みです。

内科などの病院であれば、例えば近所の病院をGoogle検索し、そこに出てくる評判やレビューの星の数でなんとなく選定する…といった流れになります。そして万が一、自分に合わなければすぐやめればOKです。
じゃあ精神科も同じように選べばいいのでは?というと….

でも精神科って人に話しにくいことを相談するし、主治医との相性って大事なんじゃ…

と最初は誰しも思いますよね。それにどうせなら腕のいい医者にアドバイスをもらいたい。
だから慎重に選びすぎてしまい(&ADHD特有の先延ばしグセで)、悩みはじめてから実際の受診までには時間がかかる場合が多いんです。
そのときに覚えていてほしいのが、「病院は気楽に選ぶ」ということ。

ポイント1:精神科医はコーチでも人生のパートナーでもない。気楽に選ぶ

精神科を探している当初、主治医となる人は「自分の悩みや情けない部分を共有し、解決まで寄り添ってくれるパートナー」のような存在と考えていました。 はっきりいって、配偶者のような人生のパートナーにもなりうる…と。 だけど、治療を初めて2年経ちますが、それは大きな誤解だったと断言できます。

精神科は後ほどお話しするCAASや知能検査、ヒアリングを通して”客観的事実”を集め、大人のADHDかを診断。そして、その人に合った投薬を行ってくれる、それだけの存在です。もちろん、患者のことを考えてくれないわけでも、冷たく突き放すわけでもありません。私が言いたいのは、大人のADHDの特徴は個人差が大きく、その悩みを克服するのは自分自身でしかない、ということです。

昨今の働き方改革でもいわれているように、時間内に業務を終わらせ。効率的に成果を出す…というのは大人のADHD当事者にとっては本当に生きづらいです。だからといって主治医ありきで他者に依存するように、自分の悩みを解決してほしい、というのは残念ながら難しく、自分と折り合いをつけながら生きやすいスタイルを築き上げていくしかないです。
だから、最初の一歩となる病院選びは気軽に選びましょう。

ポイント2: 会社から近いけど、ほどよく遠い精神科へ

ADHDの特性である「先延ばしグセ」「スケジュール管理が苦手」というふたつの特性。実際に病院に通い始めると精神科ではまず大人のADHDであることの診察&知能検査などで約半年ほどかかることもあります。
そのためにはまず自分にとって通いやすい場所にあるということを一番大事にしてください。
あそこは評判がいいから…と遠方に通いはじめたものの、自分のスケジュールを決められず次第に通わなくなる、という残念な結果になりかねないからです。

といっても、会社から近すぎるのも考えもの。できれば、会社から歩いて15~30分程度の位置になる病院であれば、勤務後に同僚に会う可能性も減らせるかと思います。
また、サラリーマンの方で自宅の近所がいいのでは?という方もいらっしゃるかと思います。勤務後、そのまま自宅近所の病院に行ける場合はそれもアリですので、ぜひご近所で探されたほうがいいかと思います。
しかし、会社勤めで自宅近くの病院は土曜日しか受けられない…というかたはやはり会社近くの病院の方がいいでしょう。
個人差もあるかと思いますが、「土曜日の午前しか受診できないのに、また病院に行けなかった…」と悩むことになりますので、勤務後の時間を使って行ける会社近くの病院をオススメします。

以上が自身の体験から気づいたポイント2つです。
実際の病院選びはイーライリリー(製薬会社)が運営する大人のADHDのサイトでも検索できますので、ぜひお近くの病院を受診してみてください。ただ、このサイトには実際には掲載されていない病院がたくさんあります。(ボクも掲載されていない病院に通っています)
なので、近くになくてもGoogle検索で見つけてみましょう。それでは

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